スタッフブログ
2017.06.09
こんにちは、岡田です。
今日も暑いですね・・・
さて、最近は出張や研修で、様々な勉強をさせてもらっているのですが、
先日は高気密高断熱などの研修に行ってきました。
今回の研修でやはり大切な家族を守るため建物を守るためには、高性能住宅は
絶対条件だという思いをさらに強く感じました。
例えば、断熱をいい加減にしていると、ヒートショックの原因となりますが、
ヒートショックの死亡者数はなんと交通事故の死亡者数の4倍弱も居るそうです。
また、気密や換気がいい加減な家は結露を発生させ、時にはカビの発生をしやすい
環境になったり壁の中に湿気がたまり柱等を腐らせてしまう場合があります。
このように、家族や家を守る為の家づくりを真剣に考えると、工務店選びは、
その辺りを真剣に取り組んでいる会社かどうかを確認するところがひとつの
目安になるかと思います。
エコ住宅や家族を守る家の判断基準として、下記の点は必ず確認しておきましょう。
□構造、耐震等級について
最低でも耐震等級2(長期優良住宅スペック)が追加料金なしで(標準仕様で)取れるか
どうかをぜひご確認下さい。
□高断熱について
前述の通り実はヒートショックでなくなられる方は交通事故の死亡者数より多いのです。
断熱等級4(こちらも長期優良住宅スペック)が標準仕様で確保出来ているのはもちろん、
出来ればQ値2以下の性能は欲しいところです。
□高気密
正しい高気密は結露に強く、柱を腐らせません。
また、気密のいい家は換気が悪い、といった誤った解釈がありますが、 本当の高気密
はむしろ換気のためにあります。
分かりやすくいえば、ストローから勢いよくジュースが流れ込むイメージでしょうか。
基準となるのはC値(隙間相当面積)。
次世代省エネ基準では5cm2/m2ですが、できれば1以下が望ましいです。
※C値を聞くこと、測定が標準であることは必ず確認したいところです。
□換気について
前項と重なりますが、正しい高気密では換気が絶対条件です。
寒い時に換気を切るようなシステムはあってはいけません。
命を守るための家づくりを考えるとき、以上のようなポイントを、見学会や建設中の
現場では確認していただければ、失敗しないのではないかと考えます。
少し面倒そうな話になってしまいましたが、「長期優良住宅」の基準に、標準仕様、
つまり追加料金なしで対応できるかどうか?ということをご確認下さい。